
上半期の求人と下半期の求人
仕事がほしいのに、求人がほとんど無い状態では条件でより好みする自由すらなく、望まない仕事で妥協して就職しても長続きしないものです。
転職や再就職を目指すのであれば、できるだけ多くの求人情報の中からより良いものを選びたいところです。
大抵、新年度に切り替わる春先などの時期にもっとも多く求人が出るものです。
その時期にタイミング良く就職活動を行うためには、冬には離職の手続きを進めておくのが望ましいでしょう。
また、十月からの下半期に入って出される求人の多くは、上半期の業績不振を補うことが目的であったり、急な欠員や新規プロジェクトでの人員不足などの理由であったりすることが多いので、即戦力になる人材が求められます。
経験やスキルに自信がある人なら、下半期に出される求人を狙うのが好機でしょう。
こちらもやはり、ちょうどいい時期を目標にして、身辺整理や手続きを進めておくのが大切です。
経験、スキルや資格がある人なら、転職サイトでスカウトを待つという方法もあります。
下半期に企業が出す求人は、手っ取り早く使える人材を見つけることが目的のため、自分の持つスキルや資格と併せて、就職にあたっての希望条件などをサイトに登録しておけば、それに合致する企業側からアプローチされる可能性があります。
とは言え、企業側にも都合がありますから、できれば現在の仕事の離職手続きを開始した時点でサイトに登録しておくと良いでしょう。
また、いざ転職という段階になって離職手続きが完了していないなどという不手際がないように、今の職場の社内規定などを一度確認し、早めに手続きを進めてもらうようにしてください。
下半期は即戦力が求められるものですが、あくまでその要件を満たしていると判断するのは雇用主側です。
万一の事態に備えて、社会保険や失業保険の手続きもきちんとすませておきましょう。
有しているスキルや資格によっては、転職の条件について企業側と交渉することも可能ですから、まだ転職までは考えていないという場合でも、資格を取らせてくれる、それを補助・推奨している企業に在籍しているのであれば、積極的にスキルアップを目指すのもいいでしょう。